2008年11月09日

DVDnextCOPY iTurns Managerは法的に問題がないとされる理由

iTS曲のDRMを合法除去「DVDnextCOPY iTurns Manager」(教えて君.net)にこうある。

iTunes/iPhoneなどで購入可能な、iTSの販売曲に付加されたDRMを解除するのは、著作権法上、完全に「黒」だ。が、いわば「仮想CD-Rドライブ&リッピングツール」として動作する、「DVDnextCOPY iTurns Manager」でのDRM除去なら法的に問題がない。

日本の法律上、「自分で楽しむため」であってもDRM解除は違法。iTSで購入した曲を、例えばSONYのウォークマンや音楽携帯、WMPなどで聴くことは不可能だ。回避策として、「iTunesの機能でCD-Rに音楽CDとして焼き込みを行い、そのCD-Rをリッピングし直す」という方法があることを、過去のネトランでも何度か紹介した。


 ではなぜ「DVDnextCOPY iTurns Manager」によるDRM除去は法的に問題がないのか。
 DRM除去が違法とされる根拠は著作権法30条1項2号である。

第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
***
  二 技術的保護手段の回避(技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合


 著作権法30条1項は私的複製に関する規定だが、同2号は「技術的保護手段の回避」を行った場合には私的複製を許さないこととしている。
 技術的保護手段の回避とは「技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変」である。DRMは「技術的保護手段に用いられている信号」であるから、その除去は技術的保護手段の回避にあたる。しかし同2号カッコ書きは「記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。」としている。iTSで購入した曲をCD-Rに音楽CDとして焼き込む行為はこの「記録又は送信の方式の変換」にあたる。そしてこれに伴ってDRMが除去されるという現象は「記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去」である。
 そんなわけで、DVDnextCOPY iTurns ManagerでDRMを除去しても技術的保護手段の回避にはあたらず、私的複製として許されるということになる。
posted by battlerock at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。