2009年06月12日

なんでその方法で痴漢えん罪から脱出できたのだろう

 今日、痴漢冤罪を切り抜けてきた(VIP2ch)によると,痴漢えん罪にはまりそうになったVIPが身分証明をしてなんとか切り抜けたという話。根拠条文として刑訴法217条が記載されている。

第217条 30万円(刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、2万円)以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪の現行犯については、犯人の住居若しくは氏名が明らかでない場合又は犯人が逃亡するおそれがある場合に限り、第213条から前条までの規定(引用者注:現行犯逮捕に関する規定)を適用する。


 書き込みでは括弧内(引用者注じゃない方ね)が省略されていたが,括弧内超重要。

 刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、2万円


 痴漢はだいたい迷惑防止条例で禁止されている(パンツの中に手を入れると刑法上の強制わいせつとなる)んだけど,この刑はだいたい40万円から30万円の罰金だ。鹿児島県ではたしか20万円の罰金となっている。

 20万円だと括弧を度外視すれば身分証明をすれば逮捕されない。しかし括弧書で当分の間2万円以上の罰金は身分証明しても現行犯逮捕できることとなっている。条例は刑法でも暴力なんたらでもないからね。

 なんで,本当は身分証明したからといって解放されることはないはずなんだけど,鹿児島というあんまし痴漢事件が起きない田舎の電車だったことと,えん罪になりそうになった人が友達に電話をかけて聞いた中途半端な法律知識で関係者が混乱して,けっきょく逮捕がうむやむになったというのが真相だろう。

 おばちゃんは傷害罪で告訴されるかもしれんが,私人による現行犯逮捕に伴う相当な有形力の行使として違法性阻却されるんじゃないかしら。

 この事件の教訓は田舎ではパルプンテが効くってことかもね。
posted by battlerock at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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